相続クイズ(口座の凍結)

預金口座の名義人が亡くなると口座が凍結されるという話を聞かれた方は多いと思います。では、預金口座の名義人の判断能力が低下してしまった場合(認知症など)、預金口座はどうなってしまうのかご存知でしょうか?

 

【クイズの答え】

口座の名義人の判断能力がなくなった場合、預金を引き出したり、口座を解約することが出来なくなります。

 

たとえ配偶者や子どもが銀行の窓口で預金の払い戻しをお願いしても、「口座の名義人であるご本人がお越しになって下さい」「ご本人に意思確認をしたうえで応じます」という返事が返ってきます。 

 

口座名義人の判断能力が低下した旨を銀行側に伝えると「成年後見人を立てて頂くしかありませんので、家庭裁判所に申し立てて下さい」と言われます。

 

成年後見制度を利用すれば、後見人が本人にかわって預金の引き出し等を行うことができるようになるのですが、制度利用に伴う負担がある事(費用がかかる、裁判所への報告事務が発生する、一度始まると途中でやめられない等)や、財産管理が厳格に行われる事(家庭裁判所のチェックが入り家族のための支出(生前贈与や資産運用など)が出来なくなる、自宅の売却が難しくなる等)など、「事前に知っておけばもう少し慎重に考えたのに」と後悔してしまうかもしれない点がいくつもあります。

 

「まあ何とかなるだろう」とかまえていたら、ある日突然どうしようもない状況におちいってしまわれるご家族が実際にいらっしゃいます。そうなってしまってからではどうしようもありません。どのような準備や心づもりが必要なのか知りたいという方は、一度弊所の終活セミナーにご参加下さい。

(2018年11月8日)