葬儀・法要の希望を記しておきたい時

〈ポイント〉

【希望が実現できるかを現実的に検討する】

  • 当たり前だが、自分の葬儀を自分で執り行うことはできない。だから、家族にきちんと希望がつたわるように遺言書を作成する必要がある。
  • 家族が故人の希望を叶えてあげようと思っても、葬儀方法が一般的でない形式であるような場合は特に、親族から反対・批判される可能性がある。そういった反対や批判をおさえるためにも公正証書遺言という厳格な方式で遺言者の意思を明確にしておく。

【できれば生前に葬儀の希望は伝えておく】

  • 死亡から葬儀までは時間的に余裕がなく、遺言書が葬儀後に発見される可能性もある。
  • 家族の納得や親族の反対がなるべく起きないように段取りをつけておく。

【法定の遺言事項ではない】

  • 遺言に記載しても法的な効力は発生しないことを理解しておく。

〈書くこと〉

【祭祀主宰者の指定】

  • 祭祀主宰者とは、祭祀を主宰する人のことで、葬儀では喪主をつとめる。お墓や仏壇、祭具などの祭祀財産は、遺産分割の対象とはならず、祭祀主宰者が承継することとなる。
  • 希望通りの葬儀を行ってくれる信頼できる人物を指定する。

 

【葬儀方法の希望】

  • 葬儀そのものをしてほしくない
  • 無宗教(もしくは〇〇宗)で行うこと
  • 葬儀ではなく「お別れ会」のようなものにしてほしい
  • 葬儀費用は〇〇(例:某銀行の口座や生命保険金等)から支出すること
  • 予算は〇〇万円以内におさめること
  • 参列者の人数(例:親族〇名、友人〇名)
  • 戒名は不要                  など

 

【具体的な指示】

  • 祭壇の種類や献花の種類を指定する
  • 準備しておいた写真(アルバム)を飾ってほしい
  • 好きな音楽をかけてほしい
  • 用意しておいた名簿記載の人だけを呼んでほしい
  • 用意しておいた名簿記載の人は呼ばないでほしい  など

 

【遺骨の埋葬場所】

  • 既に購入してある墓地に埋葬してほしい
  • 既に契約してある〇〇寺にて永代管理してもらう
  • 既に契約してある納骨堂に納骨してほしい
  • 〇〇山(または〇〇海)に散骨してほしい     など